2011/08/19

中3、1学期期末試験の結果をデータ化

今更だが、1学期の期末試験の結果をデータ化してみた。
自分が勤めている塾には現在校舎が2つあり、2つ合わせて中3クラスは3つある。(たまたま3つとも自分が教えている。)
今回はその中の1クラスの結果をデータ化してみた。

私塾ということもあるのだろうが、実はいままでこのように学校の定期試験の結果をデータ化するということは行われてこなかった。
塾長いわく昔はやっていたとのことなのだが、生徒の増加とそれに伴う業務の増加によって数年前からやらなくなっていたとのこと。

正直なところ、結果をデータ化しないのは「ありえない」と考えている。
データ化しないことによるデメリットはたくさんある。
生徒の得手不得手が分からなくなる、教師が順調に進められている科目とそうでない科目が掴めなくなる、教師が危機感をもたなくなる、等だ。
自分はExcelが得意ではないが、30分もあれば作成できたので、今後はこれを徹底していこうと思う。
自分の学年だけでなく、他の教師にも声掛けして全学年で推進していきたい。

以下が今回作成したExcelファイル。
名前と学校名は削除。

Excelから画質の良い状態でJpg/png化するやり方が不明だったので、とりあえず画質が悪い状態で。できてました。むしろでかすぎる。

色分けは90点を黄、40点を赤としてその間の点数をグラデーション表示。
下部に平均と標準偏差を載せてみた。

このクラスは基礎クラスで生徒数が30人以上いるのに加えて学力差も大きい。
実際見てもらえればお分かりいただけると思うが、きれいに黄色の生徒から真っ赤な生徒まで様々。

クラスの人数が多いことに関する考えはまた別の機会に書くとして、今回初めてデータ化したことで、「感覚に頼ってはいけない」ということを再認識した。
今回分かったことは以下の2つ。


1.思ったほど平均は高くない。
平均点が80点を超えたのではないかと高を括っていたのだが、実際は78点弱であった。
思い込みで調子にのってはいけない。まだまだ未熟だということだ。

2.学力差は小さい。
生徒間の学力差が大きいと悩んでいたのだが(実際ある程度の学力差は確実にあるのだが)、他の科目と比較すると最も標準偏差が低い。標準偏差というのは数値のばらつきのことなので、これが低いということは、少なくとも他の科目と比べる限りでは学力差が小さいといえるということだ。
言い換えれば全体的な学力の底上げはできているということなので、この点は自信に繋がった。


と、こんな具合で感覚では分からなかった分析ができるようになった。
まだ1回なのでデータとしては信頼できるものではないが、回数を重ねていけばかなり有益な情報になるのではないかと思う。

課題もある。
作成していて感じたのは「結果を提出しない生徒がいる」ことと「学校間の平均点を加味できていない」こと。
前者は徹底させればどうにかなりそうだが、後者については今のところ何も案がない。

こちらで全体の標準偏差を仮定して、それと各学校の平均点から点数を足したり減らしたりすればよいのだろうか。
うーん、面倒くさいし、そこまでする必要もないと思われる。
Excelスキルが上がったら挑戦しよう。

今後も定期試験や模擬試験の度にこのブログで報告していこうと思う。
ここで公開されるとなれば、力を抜いた授業はできなくなるだろう。
もちろ公開されてなくても力を抜いたことなんてないけれど。

では、今日はここまで。

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